——3冊の古典から学んだ“負けを減らす投資術”
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます(PR)
2025 年 3 月 14 日――限界サインは“涙の音”でした
分社化で仕事は 1.5 倍。
質問しても既読スルー、提案も無反応。
厚労省の統計では、私と同じ「教えないハラスメント」を含む職場トラブルの相談が年間6万件を超えるそうです
(厚労省 労働相談状況 2024)。
その朝、小さなミスを突っ込まれた瞬間、キーボードに「プチッ」と涙が落ちました。
午後にはメンタルクリニックへ駆け込み、診断はうつ病と広汎性発達障害。
「もう生きていく自信がありません」——声にならない声のまま、休職が決まりました。
眠れない夜に本棚で見つけた3本の“安全ピン”
ウォール街のランダム・ウォーカー
市場は読めない。読めないゲームで勝とうとするほど負けが増える。
敗者のゲーム
投資は勝つゲームではなく、負けを減らすゲームだ。
株式投資の未来
長期リターンの源泉は配当再投資と経済成長。
「仕組みを作って触らない」。
3冊とも、うつ気味でぐらつく私に同じ方向を示してくれました。
“触らない”ために組んだポートフォリオ
ルールは「年1回だけリバランス。それ以外は握ったまま」。
土台が決まると、心拍がスーッと落ち着くのを感じました。
配当を“儀式”に変える
- VT・VTI からドル配当が入るたびに
- 円に替えて eMAXIS Slim 全世界株式 を1クリック買い
- 約定画面を iPhone の「ジャーナル」に貼り、ひと言メモ
ただそれだけ。
けれど不思議と胸のざわつきが静まります。
失敗談:J-REIT で −7%。それでも折れなかった理由
日銀の利上げ観測で、東証 REIT 指数は 2024 年に 8%以上下落しました
(JPX)。
私も高配当につられて飛びつき、評価損 −7%。
胃がキリッと痛みましたが、ポートフォリオ全体では −1%。
仕組みに従い放置すること3か月、グラフはプラスに戻っていました。
「ああ、本当に“負けを減らすゲーム”なんだ」と腹落ちした瞬間です。
休職中に支えになった3つの習慣
- 毎夜のジャーナル — 気分と出来事を iPhone に2行メモ
- ブログを 200 字でも書く — 収益ゼロでも「発信した」手応え
- 猫の朝ルーティン — ブラッシングと餌替えで生活リズムを死守
派手なことは何ひとつしていません。でも、この3つだけで1日が崩れずに回りました。
復職後、投資は“副業”じゃなく“安全ネット”に
給与が戻ったあとは、配当と傷病手当を丸ごと再投資。
VTI は 2001 年設定来で平均 8.8% の年率成長を続けています
(Investopedia)。
数字より、「触らなくても伸びる」という事実が私の安心材料です。結果、残業ゼロでも手取りは 12% 増えました。
よくある質問
Q. 休職中も積立 NISA を止めませんでしたか?
止めませんでした。NISAは運用益 20% 課税がゼロになる制度
(金融庁)。
1,000 円でも積むほうが精神的にラクでした。
Q. うつ病で投資を続けても大丈夫?
人と会話できない日でも、設定さえしておけば資産は自動で働いてくれます。
“触らない仕組み”なら判断ストレスは限りなくゼロに近づきます。
参考にした3冊(PR)
- 『ウォール街のランダム・ウォーカー』
- 『敗者のゲーム』
- 『株式投資の未来』
まとめ ── 仕組みは心の鎧になる
市場は動かせません。動かせるのはコストと自分の行動だけ。
“株80/債20+配当再投資” を決めてから、私は泣いた日と同じ場所に立ちながら折れなくなりました。
眠れない夜がきたら、一冊開いて仕組みをひとつ作ってみてください。
小さな仕組みが、明日のあなたを守る鎧になります。
コメント