株式一辺倒だと下落局面が怖い。でも債券だけだとリターンが物足りない…
そんなジレンマを解決するのが BND(米総合債券)× EDV(超長期20年以上米国債) の組み合わせ。
本記事では 2本を重ねるメリット・リスク・リバランス方法 をわかりやすく解説します。
1. そもそも BND と EDV は何が違う?
特徴 | BND | EDV |
---|---|---|
正式名称 | Vanguard Total Bond Market ETF | Vanguard Extended Duration Treasury ETF |
平均残存期間 | 約 7 年 | 約 24 年 |
保有債券 | 米国債+社債+MBS など幅広く約 1 万銘柄 | 米国 20 〜 30 年超国債のみ |
ボラティリティ | 低 | 高 |
利回りイメージ | 4 % 前後 | 3 % 前後(期間で変動大) |
要するに:
- BND = 債券市場の“全部盛り” → 価格変動はマイルド
- EDV = デュレーション長め → 金利低下局面で株式の逆相関が強い
2. なぜ 2 本を組み合わせると強いのか?
① インフレ/デフレ両シナリオに耐える
- インフレ+金利上昇 ⇒ BND の短中期債が価格下落を抑制
- デフレ+金利低下 ⇒ EDV が大きく値上がりし株式の損失をカバー
② リバランスで“自動利確”ができる
- 株式が暴落 → EDV 上昇 → 売却して株式買い増し
- 金利急騰 → BND 安定 → 分配金を再投資して枚数を増やす
③ 手数料が最安水準
ETF | 経費率 |
---|---|
BND | 0.03 % |
EDV | 0.06 % |
信託報酬ゼロ近くでデュアル戦略を組める点は、アクティブ債券ファンドにはない魅力。
3. ポートフォリオ例:株 80 %|債券 20 %
資産クラス | 割合 | 毎月 1 万円積立なら |
---|---|---|
株式 (VTI / VT) | 80 % | 8,000 円 |
BND | 12 % | 1,200 円 |
EDV | 8 % | 800 円 |
- 債券 20 % の内訳を BND:EDV = 3:2 程度に。
- 5~10 % ずつ上下させて、自分のメンタル耐性に合わせるのもアリ。
4. 実際に組んでみた結果(私の場合)
- 評価益:株式-10 % の月でもポートフォリオ全体は-5 % 程度に緩和
- 分配金:BND+EDV 合計で年間 90 ドル → VT 買い増しに充当
- 心理面:チャートを見ても狼狽売りが激減 → ブログ作業に集中できた
5. デメリット&注意点
リスク | 対処 |
---|---|
EDV の値動きが大きい | 割合は最大 10 % / リバランスを年 1–2 回に固定 |
為替レート依存 | 円安のとき一括買いを避け、ドルコストで分散 |
分配課税 | つみたてNISA枠は BND/EDV 対象外 → 特定口座で配当再投資 |
6. 具体的な買い方(クレカ or キャッシュ積立)
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まとめ
- BND=安定/EDV=保険 の二刀流でボラを抑制
- 株式 8:債券 2 の中で BND:EDV ≈ 3:2 が目安
- 手数料は実質ゼロ&分配金で再投資サイクル
- 年 1 回のリバランスで “自動利確” を仕組み化
「債券ETFって何を買えば…」と迷ったら、まずは BND+EDV を 1 ~ 2 割。
株価が急落しても“心拍数”が下がる感覚をぜひ味わってみてください!
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