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避難所で猫と暮らすには?現実に備える「3つの壁」と私がしている準備

猫と避難する女性のイラスト 猫防災

はじめに:猫と避難するって、どういうこと?

災害が起きたとき、愛猫と一緒に避難する「同行避難」が推奨されています。
でも実は、“同行避難=避難所で一緒に過ごせる”わけではないこと、ご存じですか?

この記事では、避難所で猫と暮らす際に直面する「3つの壁」と、
私自身がまめちゃんのためにしている準備を体験ベースでまとめました。


⚠️ まず知っておきたい「同行避難」の正しい意味

「同行避難」とは、災害時に飼い主がペットを連れて避難所まで安全に避難することを指します。
ただし、これは避難所内で人とペットが一緒に生活できることを意味するものではありません。

原則として、ペットは屋外や専用スペースでの飼養となります。

つまり、「一緒に逃げる」はできても、「一緒に暮らせる」とは限らないのです。


🧱 壁1:物理的な壁(スペース・設備)

避難所は基本的に人中心の設計。ペット専用の設備が整っていない場合がほとんどです。

よくある課題

  • 屋外や駐車場に設置された簡易ケージで過ごすことになる
  • 音や人の出入りで猫が強いストレスを感じる
  • トイレやごはんのスペースが確保できない

✅ 私の備え

  • 30秒で展開できるポータブルケージ
  • 猫砂2L+トイレシート5枚を防災バッグに常備
  • 洗濯ネットでパニック時の脱走防止も準備

💔 壁2:心理的な壁(周囲の目・猫のストレス)

ペットが苦手な方や動物アレルギーの方と同じ空間になると、トラブルの元になりやすいです。

よくある課題

  • 鳴き声やニオイ、毛が原因で避難者同士の摩擦に
  • 飼い主も気を遣ってストレスが増える
  • 猫自身も緊張状態が続き、体調を崩すことも

✅ 私の備え

  • お気に入りの毛布・おもちゃで安心空間を作る
  • うんちが臭わない袋」で衛生面の配慮
  • 普段から静かな場所にケージを設置し、慣らしておく

⚖️ 壁3:制度的な壁(避難所のルールと現実)

ペットの避難受け入れは、地域によってルールがまちまち。
「ペット同行可」と書かれていても、“同居可”ではないことが多いです。

よくある課題

  • ペットOKと書いてあっても屋外スペースのみ
  • 受け入れ態勢や場所が不明確
  • 最悪の場合「入れません」と断られる可能性も

✅ 私が確認したこと

  • 自治体のHPで「ペット同行避難所」マップを事前に確認
  • 最寄りの避難所に電話で問い合わせ:「猫と一緒に室内で過ごせますか?」→ NG
  • 一時的に預けられる家族・知人・動物病院リストを作成中

✅ できることリスト(今すぐ始められる備え)

  • [ ] ポータブルケージ・キャリー・トイレ用品の準備
  • [ ] 猫と一緒に避難できる避難所の事前確認
  • [ ] ケージ・洗濯ネットに慣れさせておく
  • [ ] 他の避難先の候補(実家・ペットホテルなど)を考えておく
  • [ ] 飼い主情報・猫の性格や病歴をまとめた「うちの子情報シート」の用意

おわりに:一緒に逃げて、一緒に生きるために

どんなに備えても、災害時は予想外のことが起こります。
でも、「知らなかった」「できなかった」で後悔しないように、
“現実の壁”を知った上で、いま私たちにできる準備を重ねておくことが大切です。

大切な猫と、これからも一緒に暮らしていくために。
私は今日もまめちゃんの防災を考えています。

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