仕事を休んでいると、「もう社会復帰できないのでは」と思ってしまいますよね。
私もそうでした。発達障害とうつを抱えながら働くことに限界を感じ、休職。
「また働けるのか」「収入はどうなるのか」「もう普通には戻れないかもしれない」と、不安でいっぱいの毎日でした。
でも今は、無理のない環境で、マイペースに仕事を続けられています。
この記事では、私自身の経験から「発達障害とうつでも安定した仕事や収入を得ることはできる」ということを、あなたにお伝えしたいと思います。
なぜ「働けない」と感じてしまうのか
休職中は、自分を責めてしまう時間が多くなりがちです。
SNSを見ると周りが元気に働いていて、自分だけが取り残されているような気持ちになる。
焦りと罪悪感で、ますます動けなくなる…私もまさにそのループにいました。
発達障害があると、過去の失敗体験が強く記憶に残ってしまうこともあります。
「また迷惑をかけるかも」「また適応できずに辞めることになるかも」と思ってしまい、動き出すのが怖くなるんですよね。
“働ける環境”は、自分で選んでいい
でもある日、「もっと自分に合った働き方があるんじゃないか?」と考えはじめました。
以前の私は、フルタイムで、出社して、マルチタスクをこなすのが当然だと思っていました。
でも今は、在宅勤務や短時間勤務、マニュアル重視の仕事など、発達障害の特性に合った働き方が選べる時代です。
例えば、以下のような働き方があります。
- 在宅アシスタント(請求書作成やチャット返信など、静かな環境でできる)
- Webライター(構成が決まっていて、自分のペースで書ける)
- サーバー監視業務(手順書に従って進める、ミスが起きづらい)
「社会に合わせる」のではなく、「自分に合った社会の場所を見つける」。
これが、私が少しずつ前に進めた一歩でした。
安定した仕事や収入に出会うまでにやったこと
私が実際にやったことを、簡単にご紹介します。
◉ まずは傷病手当を申請
お金の心配が少し減るだけで、安心して休養できるようになりました。
◉ 得意・不得意を整理
マルチタスクや曖昧な指示が苦手とわかり、ルールのある仕事に絞って求人を探しました。
◉ 障害者雇用枠も視野に
dodaチャレンジやatGPなどの転職エージェントを利用して、自分に合う仕事を相談しました。
◉ 在宅ワークやライティングを試した
小さな仕事でも、「自分で稼げた!」という成功体験が、自信につながりました。
すべてを一度にやったわけではありません。
体調が戻ってきたタイミングで、少しずつ動き出しました。
発達障害とうつでも働ける。これは事実です。
私がここで声を大にして伝えたいのは、
「発達障害やうつ=働けない」ではないということ。
もちろん、向き不向きの環境はあります。
でも、自分に合う仕事や職場がないわけじゃありません。
私はいま、自分の特性を理解してくれる職場で、無理なく働いています。
「こんな環境、本当にあるんだ」と思うくらい、心が穏やかです。
あのとき、勇気を出して行動してよかった。
「逃げ」じゃなく、「守るための選択」だったんだと、今では思えます。
【まとめ】転職は逃げじゃない。あなたを守る手段です
ここまで読んでくれたあなたには、
「焦らなくて大丈夫」「ちゃんと働ける場所はある」ということを伝えたいです。
もし今の職場が合わないなら、無理に戻らなくていい。
体調が少し落ち着いたら、あなたが安心して働ける環境を、ゆっくり探してみてください。
転職は、逃げではありません。
あなたの心と人生を守るための、立派な選択です。
あなたの未来には、必ず穏やかな日々があります。
私がそうだったように、あなたにもきっと見つかります。
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