「広汎性発達障害だから生きづらい」と思ってきた——。
けれど精神科医・岡田尊司さんの新書
『死に至る病 ~あなたを蝕む愛着障害の脅威~』(光文社新書)
を読み終えた瞬間、もう一つの言葉が胸に刺さりました。
「もしかして、私には愛着障害もあるのでは?」
この記事では、
- 子ども時代に安全基地を持てなかった体験
- 大人になって繰り返した“見捨てられ不安”
- 本書がくれた 3つの気づき
- これから私が試したい小さなセルフケア
をまとめます。同じように悩む誰かのヒントになりますように。
1. 子ども時代に「安全基地」はなかった
- 両親の暴力・喧嘩を2度目撃
- いじめで不登校、転校を繰り返す
- 母からの虐待
居場所=ゼロ
勉強は好きでも「ここにいていい」と思える場はどこにもありませんでした。
2. 大人になっても続く“見捨てられ不安”
時期 | 出来事 | 心の反応 |
---|---|---|
20代前半 | 資格を取り就職するも現場を転々 | 「ここでも役立たずかも」と自己否定 |
20代後半 | うつ・適応障害で2回休職 | 「迷惑をかけるくらいなら消えたい」 |
現在 | 恋人と交際中 | 劣等感 → 見捨てられ不安が先に出る |
2度の離婚、2回の自殺未遂——。
“安全基地ゼロ” のまま大人になった私は、
仕事も人間関係も「失えば終わり」と思い込んでいました。
3. 本がくれた3つの気づき
- 「甘え」ではなく“愛着の傷”かもしれない
- 安全基地は「人」でも「場所」でも作り直せる
- 安心感が先にあってこそ、自分の力は伸びる
岡田先生は「親の愛を信じられないことこそ最大の絶望」と語ります。
それは私にも当てはまる──そう認めた瞬間、涙が出ました。
4. これから試したい小さなセルフケア
- 恋人と“1日1褒め”ルール:お互いに良かった点を言葉にする
- 安心メモを作る:不安が浮かんだら「今ある安心」を紙に書く
- 専門家に相談する:愛着障害に詳しいカウンセラーを探す
“安全基地” は一気に築けなくても、
「小さな安心」を積み上げれば土台になる と感じました。
📚 読んだ本
- 書名:『死に至る病 ~あなたを蝕む愛着障害の脅威~』
- 著者:岡田尊司(精神科医)
- 出版社/発売:光文社新書/2019年9月
同じように「生きづらさの正体がわからない」方にぜひ。
まとめ
- 安全基地ゼロの子ども時代 → 見捨てられ不安の大人時代
- 本書が気づかせてくれたのは「甘えではなく愛着の傷」
- まずは恋人と小さな安全基地づくりから始めてみる
この記事が、誰かの“最初の安心”になることを願っています。
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